2010年9月12日日曜日

宇和島再訪

昨日は南予に向かってひた走った。良く晴れているが猛暑であった。事務局長達とともに地域医療の問題を学習するため、学術講演会に参加した。
内子あたりの山々の美麗なのに感動した。南予はやはりがらりと雰囲気が違う。圧倒的に平地が少ない。また周囲の山岳地帯がしっかりとせり出している。道路も鉄道もこれらの難所を苦労して縫うように通過せねばならない。高速道路はまだすっきりと完成していない。そのため宇和島は松山などからの交流にひどく時間をとられている。
会場へは早く着いたのでアーケード街を歩いてみる。暑い盛りとて、人通りは少なかった。
大学が出張事務所を置いているので挨拶にうかがう。
それからゆるゆると食事どころを探した。イタリア国旗の看板が見えていて、Restorante 伊太KENという店が二階に開いているのを発見。同行の学生諸君とシーフードのピザをとり、パスタはペスカトーレ(漁師風)、バジリコ、ミートソース、カルボナーラなどてんでに好みの品を注文した。私は漁師風。とても奥行きのある味で、しかも上品なまとめ方をしている。ピザもしっかり焼いてあり、昼食は大成功だった。このままビールでも呑みたかったがそれじゃあ講演会で寝てしまうと自制した。
会場は宇和島城の真ん前である。想像よりも大きな施設であった。
原 量宏 香川大学名誉教授と県立南宇和病院の杉山圭三先生の詳しい報告を聞く。最後に主催者であるえひめ地域再生戦略会議の小松正幸会長から地域医療政策の研究成果が報告された。
それぞれにデータにしっかり依拠した芯の通ったご報告であった。
帰りは港に寄って、ショッピングをする。みなれた賀茂茄子よりもやや大ぶりなナスを格安で売っていたので、おかずにと仕入れておいた。港は外洋から深く入江で入り込んだところであり、良港である。充実した物産館があり、後日もう一度ゆっくり訪ねてみたいと思った。港から夕刻正5時に出発、大学には6時45分に帰着した。夕日を受けて山々も通りすぎる街区も輝いて見えた。天候の加減でもあろうか、遠くまで実にはっきりと見通せた。松山に近づくとやや停滞したが、全体に見て速やかに移動が出来た。
南予地域の特徴ある山容
宇和島城の下にようやっと着いた
学術講演会にて、杉山先生のご報告
周産期医療/医療情報論の立場からの原先生のご報告
政策提言をおこなう小松氏
芳醇な宇和島のイタリアン
海の幸がこめられた逸品

1 件のコメント:

  1. パスタとピザ、すっごく美味しそうですね(*^。^*)

    本日の先生の「南予が変われば日本が変わる」…深いご意見でした。。
    私も、先生や事務局長がご覧になった、素敵な地中海(のような)風景が見たいです(^O^)/
    そこに住んでいたら見えないもの、住んでいないからこそ見えるもの、大事にしていきたいですね。

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