2010年9月28日火曜日

愛媛ビジネススクール研修会・懇親会のお知らせ

第1回 愛媛ビジネススクールへのご案内
                NPO法人 愛媛アカデメイア

 NPO法人「愛媛アカデメイア」は、地域の社会的ニーズを見つけ出し、雇用機会の拡張を目指し、広く地域社会の活性化をもたらすことを目的とする自主組織です。
 今回は、愛媛ビジネススクールの第1回といたしまして、徳島でコンサルファームE-Planningを主宰されております川崎 克寛氏をお招きして、これから就活を行う学生のみなさんやビジネススキルを高めたい方を対象に、「判断力を磨け!!」と題しましてセミナーを開催いたします。
 就職活動もビジネスにもポイントとなる「判断力」を深く考えてみたいと思います。
 よろしくご参集賜れば幸いです。
セミナー
・主題:「判断力を磨け!!」 
・日時:2010年9月30日(木曜日)16時00分より 90分程度を予定
・場所:愛媛大学校友会館ミーティングルーム
松山市文京町3 校友会館2階 
・講師:川崎 克寛氏
コンサルファーム E-planning代表
・対象:全学部学生、大学院生、教員、職員、一般市民
・受講料:無料
・お問い合わせ先:小笠原 茂(愛媛アカデメイア事務局)
            090−4505−3253
        v142004m@mails.cc.ehime-u.ac.jp

懇親会
・日時:9月30日(木曜日)セミナー終了後 18:00から
・場所:校友会館1F レストラン セトリアン(予定)
・費用:3,500円程度(予定)

                         以上

2010年9月22日水曜日

日本経済新聞の読み方講座

秋学期が始まるので、催しを中心に活動が活発化しつつある。
9月22日は「日本経済新聞の読み方講座」が小笠原 史喜(おがさわら・のぶき)氏を招いて催された。
氏は、日経メディアプロモーションに所属され、人材育成事業を担当されている。
特に、日経の「公認読み方アドバイザー」のタイトルをおもちである。
さて、講義は滑らかに進んでいった。時折会場の学生諸君との対話が盛り込まれている。大学の講義としても実に立派なものだった。
膨大な新聞情報をいかに処理しつつ、社会人としての毎日を過ごすか。
古くして新しい問題である。そこにテレビ情報やら特にインターネット情報が付け加わる。
この基本トライアングルはいずれも欠かす事は出来ないというバランスのとれたご意見であり、全く賛成である。
今朝もコンビニでいつも通り日経を仕入れた。
第一面に注目。トップ記事は、ベトナムに石化基地、事業費3400億円アジア市場開拓とある。それと並んで、第二番目に特捜検事を逮捕と出ている。各社はすべて第一面トップは特捜検事云々だろう。
ここに講師の先生が指摘されている日本経済のパイロット役としての経済紙の面目が躍如なのである。
就活におけるメディア利用のノウハウの後に、後半は具体的に紙面を見ながらの「読み方」の伝授であった。リード文の効用、リードがみえないべた記事のリードはどこ?、各面の情報内容の相関はなど、改めて私たちにも大いに参考になった。忙しければこのXX面はすぐに読まなくってもよいなど、企業現場をふまえてこられた小笠原氏の大胆なご意見に会場からの強い反応が感じられた。
就活に希望が出てきたとは、参加してくれた3回生の意見であった。参加者は就活が全面的に始まる直前の3回生の諸君を中心に17名であった。また、松山大学からも3名のご参加を得た。
期せずしてインターカレッジの日経の会になった。
知的刺激に満ちた研修会であった。有り難うございました。
親しみやすい、しかし熱のこもったプレゼンであった
適宜、タームが簡潔に示される
活字で出せなくてごめんなさい。お名前が変体文字であるとたしかおっしゃっていた。

2010年9月12日日曜日

宇和島再訪

昨日は南予に向かってひた走った。良く晴れているが猛暑であった。事務局長達とともに地域医療の問題を学習するため、学術講演会に参加した。
内子あたりの山々の美麗なのに感動した。南予はやはりがらりと雰囲気が違う。圧倒的に平地が少ない。また周囲の山岳地帯がしっかりとせり出している。道路も鉄道もこれらの難所を苦労して縫うように通過せねばならない。高速道路はまだすっきりと完成していない。そのため宇和島は松山などからの交流にひどく時間をとられている。
会場へは早く着いたのでアーケード街を歩いてみる。暑い盛りとて、人通りは少なかった。
大学が出張事務所を置いているので挨拶にうかがう。
それからゆるゆると食事どころを探した。イタリア国旗の看板が見えていて、Restorante 伊太KENという店が二階に開いているのを発見。同行の学生諸君とシーフードのピザをとり、パスタはペスカトーレ(漁師風)、バジリコ、ミートソース、カルボナーラなどてんでに好みの品を注文した。私は漁師風。とても奥行きのある味で、しかも上品なまとめ方をしている。ピザもしっかり焼いてあり、昼食は大成功だった。このままビールでも呑みたかったがそれじゃあ講演会で寝てしまうと自制した。
会場は宇和島城の真ん前である。想像よりも大きな施設であった。
原 量宏 香川大学名誉教授と県立南宇和病院の杉山圭三先生の詳しい報告を聞く。最後に主催者であるえひめ地域再生戦略会議の小松正幸会長から地域医療政策の研究成果が報告された。
それぞれにデータにしっかり依拠した芯の通ったご報告であった。
帰りは港に寄って、ショッピングをする。みなれた賀茂茄子よりもやや大ぶりなナスを格安で売っていたので、おかずにと仕入れておいた。港は外洋から深く入江で入り込んだところであり、良港である。充実した物産館があり、後日もう一度ゆっくり訪ねてみたいと思った。港から夕刻正5時に出発、大学には6時45分に帰着した。夕日を受けて山々も通りすぎる街区も輝いて見えた。天候の加減でもあろうか、遠くまで実にはっきりと見通せた。松山に近づくとやや停滞したが、全体に見て速やかに移動が出来た。
南予地域の特徴ある山容
宇和島城の下にようやっと着いた
学術講演会にて、杉山先生のご報告
周産期医療/医療情報論の立場からの原先生のご報告
政策提言をおこなう小松氏
芳醇な宇和島のイタリアン
海の幸がこめられた逸品

2010年9月8日水曜日

松山大学のNPO法人MUSEを訪問

有り難いことに猛暑もようやく一段落しつつある。しかし台風の影響もあろうか、湿度は高い。松山では地理的な事情からか雨は降りそうでなかなか降らない。
火曜日の午後、お隣の松山大学に拠点をすえているNPO法人 MUSE(ミューズ)のヘッド・オフィスを訪問する。今回の会見は、NPO法人Eyesさんのご尽力によるものである。
MUSEは偶然、われわれ愛媛大のミュージアムがおかれている建物と同じネーミングであるが、実は、非営利活動法人である松山大学学生地域創造研究所の英文表記であるMatsuyama University Students Empowermentの頭文字をとったものである。Muse は誕生してから二年、現在では立派な常設オフィスを大学から供与され、活動も大学側からの包括契約による委託事業の展開によって保障されており、地域とも密接な連携事業を展開されている。
私たちのアカデメイアと比べるととてもじゃないがはるか先に進んでいらっしゃる。
もちろん、ここまで漕ぎ着けるには主要メンバーの方々の悪戦苦闘があったようで、大学が自主的な団体であるNPOに特別にその業務の一部を委託する正当性を獲得するように、日常の学生参加の活動を充実させ、社会的な認知を得るように全力をあげてこられた由である。私たちのアカデメイアとは状況はやや異なるのだが、今後の活動を考える上で実に参考になった。
金村 毅 先生(松山大学監事、名誉教授)とは、おあいしたことがあるのだが、改めて現在の名刺を交換させていただいた。事務局の成松さんからは具体的な活動内容をご説明いただいた。
愛媛新聞の「松山を楽しもうキャンペーン」やNPO自主制作の「まつやま新聞」、「遍路マップ」など学生参加の活発な取組が展開されている。それぞれの成果を示す印刷物をいただいた。
MUSEさんのあり方は、大学発のNPOがいかにあるべきかについて沢山の示唆を我々に与えるものである。別の視点から言えば、大学法人側のNPO活動への深い理解が前提として感じられたし、伝統ある私学として卒業生の方々のスクラムの固さを大事にされていることが実感された。
大学とNPOと地域やあるいはその他行政との関わりでも、沢山の貴重な示唆をいただいた。
有り難うございました。

2010年9月3日金曜日

未来共社 畠さん、川崎さんにお会いできました

ほぼいつも通りの勤務状態に戻っている。
龍馬の足跡の一部を辿ることが出来て良い休暇だった。グラバー邸から観望すると、長崎港の海面が青く輝いていたのが目に焼き付いている。ノーマン『日本における近代国家の成立』の熟読から始まった(何年前の事だったろう)趣味の維新史研究は、今後もごく私的に推し進めていきたいと思っている。
色々なことが目の前を交錯するが、とにかく粛々とこなしてゆく以外にない。
世間は民主党の党首選でやや騒がしい。今朝のテレビでは鳥越氏や大谷氏たちが小澤候補を招いて質問を繰り広げていた。小澤さんがリラックスして答えているのが印象的だった。しかし政界の再編はなお予断を許さない。日本は明らかに曲がり角にさしかかっている。
アカデメイアでは新聞を使った政治経済の勉強会が事務局の学生さんを交えて断続的に催されているが、今回の党首選のなかで出てきている論点は材料として大いに使うことができる。NIE=Newspaper in Educationの応用編としてがんばりたい。
正直、どうも日本人は大規模なスケールでの議論に弱い。国際関係についてはとくに議論がしぼんでしまう。沖縄の件も、東京の街角の若者にマイクが向けられると、あの大混乱の渦中でも「沖縄のことはちょっと不勉強で」という引けた答えが圧倒的。国民国家さえまだこのくにでは未形成なのだと妙に飛躍した結論を出したのを覚えている。鳩山さんの迷走は、単に政治家の責任だけとも言えない。国民世論がしっかりと方向性を磨き出さなきゃだめだ。合衆国は偉大な強国だが、このグローバルな規模を持つ国家との真の意味での協調も、自動的に相手の言うことに同調してしまうようなずるずるべったりは望ましくない。第一それでは相手が不気味がるだろう。議論し論点を主張することはなにもケンカをして決裂をすることではない。
もっと狭い世間に目を向けても、自分の主張に対して何でもかんでも廻りは翼賛すべしという人士が多いのは困ったことだ。君子すべからく精神の硬直をただすべし、まず相手の言うことをじっくり聞くこと。ことはそこから始まる。国会議員から市町村長まで意外にイエスマンに囲まれて暮らしたがる、そういうタイプが多い。異論に対して異常に弱い体質ができ上がる。場合によっては報復される。だから若い世代が萎縮して何にも言わなくなるのかも知れない。よくあるように、専ら目上のもののお説拝聴で恐れいったでは、積極的なディベートは成立しない。激しい議論の後にそれではと手打ちに入る。握手で終わる。それでいいのだ。もちろん異論・反論も礼儀正しく行うべきだろう。最高権力者がしばしばひどく乱暴な表現を使うのに我々民草は戸惑うこともある。偽善的なお上品さはいらないが、議論する相手を尊重する態度は必要。
長崎に導入された低床式電車
いつも息せききって博多-長崎間を往復する特急かもめ

さて、事務局会議も終わり、一日のあれやこれやも終わり、引き上げようとしていた時、偶然、徳島のNPO法人 未来共社でご活躍の 畠一樹さん(同NPO理事)と川崎克寛さん(専属コーディネータ、E-planning主幹)が来学されているとのこと、短時間だったがお話を聴かせていただいた[意外に時間をとってしまったかも、お許しを]。
とても内容の濃いお話であった。すぐに話が通じあったが、これって驚異的なことでは?
事務局の学生さん達はすでに東京ベンチャー留学でお世話になっている。今回も、私たちのメンバーが参加希望をだしていた長期インターンシップのコーディネイトのためわざわざ松山までいらして下さった由。
因に、この取組は内閣府地域社会雇用創造事業の一環として取り組まれている。政治情勢のいかんにかかわらず良いことは良いことだ。どんどんこうした取組が学生諸君や地域の若者に近しい関係で展開されることが望ましいだろう。
なにより若い力を大切にする未来共社の皆さんのアクションに感銘をうけた。前線でご活躍の皆さんに深く感謝したい。
ソーシャルビジネスが更に更に地域で花盛りにならなければならない。一つの可能性として、そういう多様な市民ニーズにマッチした組織が若い人々の雇用を大量に生み出してゆくべきだろう。地域再生という困難な課題に私たちは正対しなければならない。これは時代の要請である。多くは前例のないところを踏み分けて進まなければならない。難事業だ。だが、困難だからこそやりがいがあるのかも知れない。
時代は、いやおうなく企業/行政プラスNPOでというステージに入りつつある。時代の夜明けはこれからだろう。鞍馬天狗みたいなことを言うが、これまったく実感である。
龍馬も出入りしたという料亭一力、今も瀟洒なたたずまいを見せている