2010年9月8日水曜日

松山大学のNPO法人MUSEを訪問

有り難いことに猛暑もようやく一段落しつつある。しかし台風の影響もあろうか、湿度は高い。松山では地理的な事情からか雨は降りそうでなかなか降らない。
火曜日の午後、お隣の松山大学に拠点をすえているNPO法人 MUSE(ミューズ)のヘッド・オフィスを訪問する。今回の会見は、NPO法人Eyesさんのご尽力によるものである。
MUSEは偶然、われわれ愛媛大のミュージアムがおかれている建物と同じネーミングであるが、実は、非営利活動法人である松山大学学生地域創造研究所の英文表記であるMatsuyama University Students Empowermentの頭文字をとったものである。Muse は誕生してから二年、現在では立派な常設オフィスを大学から供与され、活動も大学側からの包括契約による委託事業の展開によって保障されており、地域とも密接な連携事業を展開されている。
私たちのアカデメイアと比べるととてもじゃないがはるか先に進んでいらっしゃる。
もちろん、ここまで漕ぎ着けるには主要メンバーの方々の悪戦苦闘があったようで、大学が自主的な団体であるNPOに特別にその業務の一部を委託する正当性を獲得するように、日常の学生参加の活動を充実させ、社会的な認知を得るように全力をあげてこられた由である。私たちのアカデメイアとは状況はやや異なるのだが、今後の活動を考える上で実に参考になった。
金村 毅 先生(松山大学監事、名誉教授)とは、おあいしたことがあるのだが、改めて現在の名刺を交換させていただいた。事務局の成松さんからは具体的な活動内容をご説明いただいた。
愛媛新聞の「松山を楽しもうキャンペーン」やNPO自主制作の「まつやま新聞」、「遍路マップ」など学生参加の活発な取組が展開されている。それぞれの成果を示す印刷物をいただいた。
MUSEさんのあり方は、大学発のNPOがいかにあるべきかについて沢山の示唆を我々に与えるものである。別の視点から言えば、大学法人側のNPO活動への深い理解が前提として感じられたし、伝統ある私学として卒業生の方々のスクラムの固さを大事にされていることが実感された。
大学とNPOと地域やあるいはその他行政との関わりでも、沢山の貴重な示唆をいただいた。
有り難うございました。

1 件のコメント:

  1. 「遍路マップ」には驚きましたね!
    デザイン性に優れていて、とっても素敵でした。
    これからも、同じNPO法人として協力していきましょう☆

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