2012年3月23日金曜日

就活支援:個人面談への対策

企業によって、リクルーターの個人面談を先行させたり、いきなり集団討論だったり、面接試験のあり方は様々である。
リクルーターによる選別方式とは、入社して数年を経た若手中堅社員が複数でエントリーシート合格の就活生と面談するシステムである。脅かすわけではないが、このシステムは難物である。というのは、かれらがゴーサインを出さない限り、金輪際、つぎのステージに上れないからである。
NHKの番組で評判になった水ビジネスの社長さんは、終始面接の先頭に立ち、次なる人材を探している。これに対するに、就活で受験する側のレベルが、ほとんど駄目なので番組を視ていて歯がゆかった。なぜかというと、日本人の卒業予定者達は、さあ、サラリーマンになりますよとやって来るのであって、次期社長候補という器量をもっていない。ところが、社長はある時受験者に率直にのべた。「私が探しているのは次の社長の人材です」と。この辺、偏差値に過重な信頼をおいている日本の管理教育が、大人物を育てない、大人物たるべき者をはじき出している、そうした人材をあまつさえ潰してしまっているなどの惨状が明らかになる。ことは深刻だ。
それでは例外がないかといえばそうでもない。実は中国からの留学生が日本企業に求職してくる。彼らは起業をしようと思っているのであって、永久サラリーマン、終身雇われ人などまっぴらだということだ。
人材育成は既にボーダーレスで行けということが結論として出ているのである。
それでも、いきなりなんてこと云うのかとおしかりを受けそうだ。
対策としては、はっきりしている。哲学を持てということに尽きる。
まず、世界経済の趨勢を考える。それから日本社会が隘路として抱えている点をノートしてみる。いずれも研究者になるのではない。実務家としての定見を簡略にのべれば十分。自信がない場合は友人と討論して、まとめたものを指導教授にみてもらうと良い。素早く行う。ここまでで大体、上限2時間である。それ以上かかるものは、今後徐々に調べれば良い。何も書けませんというときは、これは就活戦略そのものを見直すべし。
次ぎに、志望する企業の状況を調べる。HPや企業案内のリーフレットは情報の宝庫である。例えば、日銀の支店業務にかかわる部署を受けたいと考え、説明会に参加したとしよう。立派な日銀のパンフをくれる。これは、どのような文献よりも正直に日銀の業務全体を語っている。
大型の為替介入ばかりニュースになるが、日銀の日常の景気観測やそのほかの雑多な業務は実は日本経済の守り手として重要な意味をもっている。訳知りのエコノミストの遊び道具ではないのだ。
東西のNTTなども当社案内のリーフレットは実に豪華絢爛である。嫌みではない。デザインも良いし、誇りをもって自社を語る若手の社員が気持ちがいい。これらの企業は人材を豊富に抱えているし、今後の日本経済のたてなおしに金剛力を発揮してもらわねばならぬ。
面接ではエントリーシートをふまえて応答すること。エントリー・シートでなにを主張したのか、当該の企業においてどのような働きをしたいのか、自らの売りと短所は何なのか。簡潔に応答できる様にする。
就活支援のNPOでもあれば、模擬面接をしてもらう手もある。就活生の現況からすると、局面がいよいよ面接に移ってきているみたいだ。いよいよ就活たけなわである。

2012年3月15日木曜日

就活支援:面接の段階=集団面接サバイバル

何回このタイトルで書いているだろうか。就活支援何回目と書くのがおっくうになった。だから表題はシンプルに行く。
今回のテーマはいかに就活生のあなたが廻りの智恵を集められるか、というお話。
人は物理的に身長だとか肩幅だとか骨格を含めた体重だかで、地球上の一定部分を占拠しつつ、通常は動いたりしているものである。その場合重要なことはあなたのまわりにどれだけ応援団がいて、どれだけの智恵を集められるかだ。廻りに動員できるものはすべて使って、智恵を借りること。ご家族、先生、友人、この際は総動員である。
さて、エントリーシートの書き方については、少しずつ述べてきたとおもう。
要するに、相手の企業が何を考えているかを掴んで[想定して]、筋を通したシートを書き上げることである。あそこでこういい、こちらでこう言うというばらけた印象を与えないことである。
企業研究はてっとり早くは、HPを精読すること。更に詳しくは、企業がつくっているリーフレットが最善だ。時間があれば日経のデータを図書館でとってみるのも良い。
エントリーシートがめでたく受理されたとして、いよいよ面接である。
まず、前回述べたように時間厳守。遠くに行くのだからという甘えは駄目。早い内に出て、鉄道やバスなどの遅延事故に対処することだ。やむを得ず遅刻の時は、連絡を必ずする。
面接は概ね2種類である。第1に、数人がワンブロックを形成して、集団討論をおこない、その様を企業側が観察するということである。なにか論題やビジネス上の課題を与えて、みんなで議論して原案を練ってゆくなど、内容は様々。第2は、伝統的な企業側複数幹部、面接生一名ないし、2名という比率の個別面接である。
まず集団的面接の対策を考えておこう。司会を名乗り出るか否かで印象が違うという議論がある。しかし、無理をする必要はない。大体、真っ先に手を上げて司会をしなければ落ちると思い込んでいる御仁がいるから、どうぞどうぞとなる。では、司会をするタイプじゃないと思っているあなたはどうする?
一般的には、司会者の補佐を申し出るという戦略がある。司会者側に下手に回ると、全体としてどうなっていて、どちらに向かうべきかなど、うろたえることは必定。では、知らん顔をすれば良いかというと、さに非ず。企業人の生活を思い浮かべて欲しい。
企業はただで社員を使っているのではない。いずれにせよ、莫大な人件費を使っているのだ。だから、司会がまずいから会議は2時間空転した、迷走してしまいましたでは、仕事にならない。当然、学生気分の散漫な議論だったとしたら、人事担当重役を納得はさせられない。
司会者がそれなりの成果を挙げられるように支援することである。もちろん、縁の下の云々で司会のサポートが忙しくて、さっぱり自説を展開できないというのではだめ。
全体に貢献して居ることを示した後に、それでは私の意見はと、堂々と述べること。無駄に司会のアシストをしているのではない。チャーンと隘路[論議のなかでボトルネックになっている論点は必ずある、見落としとか、バランスの悪い断定だとか]を見破ることだ。しかし、三人よればで、集団的に智恵を持ち寄るとなかなか全体としていいねーという意見がばらばら出るものだ。そうした時は、誰々さんがおっしゃるようにと、議論をうけて更にその先を述べる事が大切だ。
よくあるタイプで、ちゃかちゃか就活というかげろうのような世界でしきりに活躍しているのだが、廻りの大人がおだてるのだろうか、鼻が高くなっていて、「うちの大学の学生は鈍くて」、とか「バカばっかりで」とか言う人がいる。結局、こんな御仁は若くても老け込んでいる人が多い。小才は働くのだが、知的活動はゼロという惨状である。いやしくも大学で学んでいる人間である。就活では、大学生を相手企業は採用内定しようかどうかと考えているのだ。だから、ごね廻すだけで結論がない議論には要注意である。利潤があって始めて企業が成り立つし、それも出来れば社会的意義がある方がよい。いずれにせよ空論では飯が食えないと企業人はとっさに思うはずだ。
同時に、やたらに相手の意見に反対を叫ぶやからには、反対理由をじっくり聞いて「わかった」と機先を制し、一息おいてかねての自説のメリットを弁護する。なおしつこい反対者に対しては、対案はなに?と、聞くことである。ディベートばやりだが、勝つ為だけの論戦に終わることは、共倒れを引き起こしかねない。あなた方の討論机の着席者の内、何人を採用しなければならないなどという「義務」は企業側にはないのだから、呉々もディベートの実効性について意識すべきだろう。一生懸命の傍らに、鳥の目ではるか上から自らの姿を脳裏に捉えておくこと。
意地悪なワナにははまらない。もちろん、気に入らないひとが出張っていても、議論を生産性あるものにする努力をそれ以上に示すことである。
最終的にはなにを売り物にしあげるか、なのである。
最後に、実務面を注意しておく。気になる発言のキーワードにはノートをとっておく必要あり。しかし、間違っても全文筆記などしないこと。ノートづけに躍起になって、あなたの意見はと振ると「エッ」となる、大学のなかに良く居る、まじめすぎるタイプの人も実務的な歯止めをみずからかけておくことである。
さあ、これで集団面接への外形的な対策は出来た。勇敢に立ち向かおう。

ディジョン凱旋門から旧市街を望む。
左の赤い張りだしは、キャフェである。
冬の黄色い光が印象的。レンズはズミクロン50mmf2、
フィルムはコダックを用いた(2003年12月調査旅行から)。
ノンコーティングのレンズであるのでやや逆光に弱い。
その点もフィルム写真の味わいの一部となる。

2012年3月13日火曜日

東北大震災写真展3/30-31

写真展の詳細が伝えられて来た。
以下にご紹介しておこう。
沢山の皆様のご来場を願う。

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3.11 東北大震災

キヲクのキロク展

市民が撮った3.11大震災記憶の記録


「写真展」3月 30 日( 金)13 時~ 17 時  
     3月31 日( 土)10 時~ 17 時
「講 演」3月31 日( 土)15 時~ 17 時

入場無料 愛媛大学ミューズ一階、アクティブラーニングスペース1+2

講演 「語り 足立千佳子さん」
まちづくり政策フォーラム、みやぎ・やまがた女性交流機構、RQ 被災地女性支援センター

宮城県仙台市を中心にまちづくり活動をしている魔女。個人の思いをまちに繋ぐ“えんむすびと”。3.11 で体験したこと、災害の現状、まちの復興を語ってくれます。

大震災のこと考えてみよう。

私たちにできることを一歩拡げましょう。

写真提供: NPO法人 20世紀アーカイブ仙台
主 催: NPO法人 愛媛アカデメイア
    リージョナルデザイン株式会社
共 催: 愛媛大学地域創成研究センター
私たちは「NPOと企業の連携による社会事業」を進めています。

身近な方々にお伝えください。




にぎわいを見せるディジョンの中心街。2003年12月の記録から


2012年3月1日木曜日

3.11の記憶を風化させない催し

3月30日と31日を期して、写真展と足立千佳子氏によるトークの会を催すことになった。
場所は愛媛大学ミューズ一階のアクティブ・ラーニング・スペースの1および2室である。
詳しくは追って掲示したい。
主催は愛媛アカデメイアおよびリージョナルデザイン株式会社で、愛媛大学地域創成研究センターの後援である。
足立氏は、グリーン・ツーリズム、モビリティマネジメント、コミュニティビジネス、住民の参加と協働などを専門とされている。仙台で活躍中の《まちづくり魔女》である。
30日は写真展、31日は写真展+トークとなる。
3.11の記憶は日々に希薄化する危険性がある。日本と世界を揺るがせたこの大震災をしっかりと銘記し、災害にうたれ強い社会や都市/農漁村構造の構築が急務である。
沢山の皆様のご参集をいただきたいと考えています。

凱旋門:プラス デトワール
あおりによる画角の関係か、足をふんばっている感じだ。