2010年10月14日木曜日

事務局会議の定例化と勉強会

NPOを軌道に乗せるために必死になってきた。人間、覚悟が大切だ。踏み切れずにぐずつくと最後まで裏目に出ることがある。失敗を考えないというある種の「あつかましさ」が必要かもしれない。
事務局を中心に活動をおこなうという原則を守ろうとしている。これは直感であるが、本法人を本格的に社会から認知される大規模かつ信頼性のおける組織として確立させる途上で、このことは第一原理の重みを持つのではないか。事務局がしっかりしていて始めて何がしかの活動力が生まれる。大風呂敷を覚悟で断定しておこう。定例では最初に事務的な問題を処理しておく。次ぎに新聞記事などを中心に政治経済社会問題の学習となる。そういってしまえばそれまでなのだが、実務処理の能力開発と知の領域の拡大である。
しかし、そのことは簡単にはいかない。正直、意外にも容易ではなかったといえる。定期的になにかを維持することはとても苦労である。
それから今一つの問題だが、主要な学生のアクターである皆さんがほとんど3年生であることだ。
つまり、彼らが卒業したり、就活にまったく足をとられると、活動主力が居なくなることになる。
一週間をまず逆転の発想で、なにがなんでも事務局が必ず集まる時間として中心に据える。講義やその他の業務もその関係から配置する。
完全とは行かないが、一応シフトを整えた。授業をはじめ、業務は業務としてしっかりもれなく完遂する。これは社会人として当然の責務である。ただ、ここで言いたいのは目配りの問題だ。
本務からすればNPOは「付加的な」業務である。しかし、社会的な自由度とニーズからして、いつまでも「付加的」にとどめるわけに行かない。かならず離陸させなければならない。
今日はいつもの事務局会議が入会検討中の一回生二人を交えて行われた。新しい会員候補が名乗りを挙げてくれたので、正直のところ希望が湧いた。彼らの入会を願ってやまない。
また、併せて画期的なのだが、外部からのお客さんが二人、この時間に訪れて下さった。学生院生の皆さんが外部からのインプットに直面することは大変に良いことだ。なあなあが通用しない、良い意味の緊張感が生まれる。
それやこれやで、12時半頃から3時半近くまで徹底討論となった。
こんなに今後のNPO活動について真剣で長時間の討論ははじめてであった。事務局メンバーの学生/院生の皆さんも頑張りを見せている。

現代という時代は、社会生活を安定的におくることが大変に困難だ。堅気の人間として、自立した社会人として、世間の荒波を乗り切っていかなければならない。就業弱者は、自分自身を正当に社会/企業に理解させることが必要だ。そのためには、知の力と連携連帯の力が必要だ。連携と連帯を強めて行くには智恵が必要だ。
お客様お二人と種々の討論が展開された。熱い議論であった。
遠路、有り難うございました。


いつものような和やかな事務処理の打ち合わせ
本日はお客様が1時過ぎから参戦。がぜん議論が沸騰点に。

1 件のコメント:

  1. とても有意義な会議でしたね☆
    お客様おふたりを交え、沢山の実りある、
    かつ希望溢れるお話で、胸が熱くなりました。
    やはり定例事務局会議の時間を取ることは、
    何が何でも死守したいものですね。
    意見交換から、ソーシャルスキルを磨きたいです。

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