NPO愛媛アカデメイアでは就活生への支援/インターンシップの組織や多業種交流
などの一環として、講演と対話の集会が開かれた。
表題: 社会人基礎力・プレ社会人交流会
主催: NPO愛媛アカデメイア、後援 愛大地域創成研究センター
日時:2011年9月8日 16.30--18.00(予定)
場所:愛媛大学地域創成研究センター(愛大ミューズ3階、エレベーター前)
恒例の愛媛アカデメイアの就活支援の行事である。9月上旬に日本土木学会が
愛大で催され、パシフィックコンサルタンツの内藤堅一氏が学会シンポジウムの
司会者として来学。これを機に、本法人が愛媛ビジネススクールとして
展開してきた社会人基礎力の取組の一環として、講話と対話の集会を氏の
了解を得て行うこととなった。
内藤氏はビジネスマンらしく、きびきびした動き。
昼食はまず学内のイタリアンで、事務局の学生さんを交えてとった。
まず、内藤氏がそもそもコンサルタントの仕事になぜかかわるようになったか、など
興味深い話がいきなり飛びだした。
学内のミュージアムをざっとご案内。
講演会では、そもそもCivil engineeringだったものが、なぜ土木工学と訳されるにいたったか、
本来のシビル・エンジニアリングの任務は何かなど、多彩な実例を交えた話しであった。
また、企業社会でのメンタルヘルスやサバイバル術など企業人ならではの迫力ある内容で
あった。
就活を終えた学生やこれから就活という学生達に大いに役立ったと思われる。
また、東北支援TACTや四国インターン生も加わり、多彩な議論になる。
特に、陸前高田や気仙沼など三陸海岸の諸都市をいかに再生復興させるかという
最新の知見にも接することが出来た。
沢山の質問に答えていただいた。
内藤氏のメールから内容の一部を紹介しておこう。
「講話の件ですが、土木とか建設コンサルタントに対する認知度が世間一般では極めて低いと思いますので、どんなことをやっているという紹介から今評判の悪い公共事業の必要性に対する理解を深めてもらえればと考えています。
これは地域のまちづくりや防災等を進めるにも重要と考えています。」
企業人の経験から「会社で伸びる人伸びない人の違いは何か?東日本大震災を受けた東電の原子力発電所の事故や耐震設計の考え方の変遷」などにも触れる予定。
また、隅田川の橋の話しも紹介しますとのこと。関東大震災の復興に際して、技術者の養成を兼ねて様々な構造の橋が架けられた由、面白いと思った。
会の終了後は懇親会が行われた。
異なる職業階層や年齢層との対話を学生達が展開している本NPOの社会人基礎力養成の動きを内藤氏からは高く評価いただけた。
これからも東北被災地や四国地域の活性化の為に有力な企業人との交流を盛んにしていきたいと思った。
有り難うございます。
翌日は、午後に東北派遣インターンの成果と今後の展望について、毎日新聞の取材をうけた。
てきぱきと仕事をこなす内藤堅一氏。
長年の実務で鍛えた智恵の集積である。 歯切れよく回転のはやいお話であった。 |
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環境建設工学=シビルエンジニアリングや復興支援、
街づくりなど 多彩な話題を中心に充実した説明と例示 |
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氏の熱弁に引き込まれる。 |
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参加者からの質問にも丁寧に答えていただいた。 |
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会のあとの懇親会で。よかったねー! |