2011年5月29日日曜日

第一回レアメタル展が開かれている

勤務先の愛媛大学ミュージアムでは特別展示としてレアメタル展が開かれている。会期は、5月28日(土)より7月30日(土)までである。
今一つの催しは、6月1日(水)から7月31日(日)までで、「災害を知る:愛媛の災害史と東日本大震災」という企画展である。こちらはまだ準備中であり、まもなく公開される。
火曜日は定休であるが、その他の日は午前10時から4時半まで公開されている。無料である。
新聞社の取材があったので、早速、レアメタル展の案内を行う。会場は、レアメタルが使われている日常品からハイテク製品まで、説明パネルと共に、段ボールを効果的に使った奇抜なデザインで構成されている。一見びっくりする作りだが、会場をまわっているといつのまにかなれてきて、親しみさえ覚える。40以上にのぼる透明なホルダーの中に色々な製品が封じ込められている。我々の生活は過去も今も、こうした新奇な製品がいっぱいである。日本人はカメラ好きで知られている。いまも沢山の携帯やディジタルカメラを駆使している。外国から見れば変わった人種にみえるかも。日本人を夢中にさせているもの、それはバイクであり自動車であるが、光学機器も輸送機器もいずれもレアメタルのかたまりだ。
戦後日本経済はこうしたレアメタルをつかったハイテク製品を数多くドル圏に輸出することで成り立っていたのだ。希少性のたかい金属材料は中国に頼っていたのであるが、その輸入が一時滞ったことは記憶に新しい。
この展示から沢山のことが連想される。授業の教材としても格好のものである。
展示デザインはミュージアム准教授である徳田明仁氏による。展示内容とともに徳田ワールドを楽しめる。
ハイブリッド・カーの心臓部。もちろんレアメタルの塊だ。

段ボールの山である。

沢山のレアメタルをつかった身の回りの品

むずかしいことを易しく説明

来館者に取材記者のインタビュー

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