2010年1月27日水曜日

世界の巡礼と四国の遍路 その1

愛媛大学の大型共同研究であり、文部科学省の科学研究費助成をうけている
世界の巡礼と四国遍路の定例研究報告会に参加した。
2009年1月9日から一週間をかけてのフランス駆け回りの旅であったが、
あいにくと記録的な寒波のなかであった。
今回の報告担当分はそのうち、パリのサンジャックの塔を中心とするコンポス
テラ巡礼出発点の報告と、パリからTGVでこれまた駆け足で通り過ぎたランスの
大聖堂に関するものであった。

                  *ランス大聖堂付大司教館の礼拝堂にて。船形の天井が面白い。
ボーヌ施療院とも似通っている。

パリParisとは不思議な言葉だが、この語源は調べると面白い。

文献によると、紀元前3世紀、リュテシアLutetia地方のシテ島la Cité に最初
にパリジイ Parisii という漁業を営みとするケルト系の種族が住み着いたという。
サンジェルマン教会がセーヌの左岸、ノートルダム大聖堂がシテ島という風に、
パリは大宗教都市として発展を遂げる。

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