国際化と技術革新ともっと広い意味でのイノベーションが正直ひたひたと押し寄せてくる。
歩いているつもりがいつの間にか早足になり、あろうことか駆け出してもいる。まことに心臓破りである。
さて、長いこと逡巡したが、ブログに広告を載せてもらうことにした。これがようやく作動し始めた。
広告があった方がにぎやかで良いと思ったからである。
また、Face Bookも社会的な活動の場としてしっかりと自分のページを確立させることにした。
ブログはどうにかこうにか書き続けて、二年で約一万回のアクセスを蓄積したが、ネットの専門家に伺うと、この程度では商売にならないそうである。ま、それでも悩みながら自主団体を運営した証[あかし]になるかもと書いている。
というわけで、万難を排して『アップル・コンフィデンシャル』を旧版から読み始めて、次は2冊本の最新刊にかかる。幸い、とても面白い。切れ切れにしか時間がとれないのだが、それなりに読み進めることが出来る。90年代から21世紀にかけて、導入した新型機に胸躍らせ、ユーザーとしてアップルのマシーンに心から満足したり、あるいはがっかりして不満を覚えた頃がよみがえってくる。
右は初版の翻訳、左の2冊が2.5Jの最新刊 |
そのアップル社の本体がしばらくは揺れに揺れていた様が、技術経営史家の観点から冷静に描かれている。著者リンツメイヤーや訳者の方々の労を多としたい。
新版=第2.5Jという不思議な数値をつけた2冊本は、ついに訳者であったはずの林 信行氏が著者のひとりに回られて、貴重な証言の精密化に貢献されている。おもえば、CNETやマック系の雑誌で氏の評論を随分読んだものである。良く知らぬが、私はこの文献がアップルの発展史をたどった定番だと勝手に思い込んでいる。
パーソナル・コンピュータ元年からほぼ30年というところだろうか。
院生諸君と行っているゼミは、新年にはいってから田中素香氏の『ユーロ 危機の中の統一通貨』を読み進む予定である。
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