さてさて、3回生の皆さんには就活で気分が重いと思う。しかし、3回生に限らない。そういう自分も含めて、世の中プティ・ジョブ探しをしているひとは結構多い。当世、この動きはむしろ主流だ。
ということで、就活も就活の支援も、実際上、半端じゃない。激しい競争を泳ぎきらねばならない。とにかく、しっかりと基礎体力をつけながらのたたかいだ。
基礎体力といえば、新聞の購読は大切であろう。流れを掴むには格好の手がかりである。テラスのある家だったか、なるほどエジプトの作家がはやっているなと、なんとなく複数の新聞から推し量れる。広告も大事だ。はやるまで行かぬにせよ、要チェックであることは雰囲気で分かる。
そんなわけで、ここのところ、読売や朝日をはじめ、毎日、日経、愛媛新聞とコンビニで買ったりも含めて、連日、紙面をのぞいている。一色で、各紙はもっと揃っていると思いきや、それぞれにかなり個性的な新年の紙面作りだった。二日目は新聞は全面休刊。あわせてテレビも堅いシリーズはなるべく視聴しておいた。再放映が多かったが、役に立つ。
街の動きの中でも、当たり前のコミュニティー作りとかいうのだろうか、同じ家屋で食事を共にしながら、上の階では個室が確保できるという、昔の下宿みたいな住み方が、特に首都圏で流行りだという。何のことはない、学生時代にたくさんあった下宿屋の自主管理版である。食事を皆でつくるのなど、とても良いことだし、青いどこか人任せの下宿ではなく、今のは立派な大人の世界である。
災害は当然、ふだんは気にもしていなかったし、むしろ避けてさえいた隣人との助け合いを産む。人間は孤立しては生活しえないし、精神的な安定も期しがたい。
かなり長期の取材の成果なのだろう。3.11や原発事故を中心に充実した記事が多い。
日本人は自信を失っている。
しかし、ここ一番、現在の困難を丁寧に解き明かしつつ、隘路を克服すべきだろう。いらだったり、切れたりしては駄目だ。かつてのビッグネームがインタビューで文字通り遅れたことを言っていたり、いやそれでもしっかり流れを掴んでいるなと感心したり、つまり、現代は新秩序に向かってのカオスなのであろう。おのずと権威に頼らずみずからの批判的にして建設的なる見解を鍛えるべし。
危機は日本人を反省させ、強くしてきた。エゴイズムに流れるのではなく、大切なコミュニティを育てつつ、過去の良い面を継承し、足らざるを嘆くのではなく、智恵を働かせて前に進むべきだろう。
さて、提案。就活の新年は、企業研究から進めよう。
格好の素材は、企業が配っている印刷物やネットでの広告である。そこには企業の成り立ち、その理念、業績など、最大限簡潔にして重要な情報が詰め込まれている。
相手の要望を知らずに就活という儀式に踊るのは賢明ではない。
東北の復興とご当地の地域おこしは同じ論理構造のうえにある。交流し、手を結び、地域をともながらに活性化しよう。熟慮と行動によって飛躍するときだ!
パリ・サンジェルマン・デプレ近くの小路。 左右の建物が傾いているのが分かる。 ボザール[美術学院]と寺院に挟まれた地区は、 古いパリの雰囲気が濃厚。 |
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