2010年11月29日月曜日

靴底をはりかえてもらう:Dannerを愛用する

靴底を近所のアウトドア・グッズ店、コンパスさんに頼んで、はり替えてもらう。
メーカーのもとに送られて、今回手元に帰ってきた。
それとは知らずに買っていたのだが、Danner社の製品である。同社は使い捨ての文化に逆らうが如く、靴の修理再生をしてくれる。アメリカにもこだわる人が多いのだろう。良いことだ。
人間どうも年齢を重ねると保守的になって困るのだが、この手のしっかりした履き心地を備えていて、しかも堅牢なトレッキング・シューズは事実なかなか手に入らない。メーカーによってはウォーキング・シューズと銘打っているが、軽さを強調してかえって地面との距離感覚が希薄で、いうならばペタンコであったり、実際に弱かったりで、使い物にならない。健康のために職場に向かって一定程度は自転車を引きずって歩いている。そうなれば足場が不安定では運動にもなりはしない。
この靴は酷使した。まず出張や海外への調査旅行にも決まって履いていった。
汚れれば洗えば良い。最初、少し不具合があったが、中敷の下に合成樹脂の小さなクッション材をいれたら、ぴたりと足にあった。特に革の部分は保革ワックスで丁寧に手入れする。材質も厳選されているのだろう、ぴかぴかになる。
最近は昼は生協ショップのパンや弁当を買って食べることにしている。過食を避けているので、だんだんスリムになってゆく。それでいい。しかしあまり節食を強行すると、夕方にひどく腹が減って勉強にもなんにもならぬことになる。それではと、子規が愛したというあんパンを食べることがある。発酵菌の具合いであろうか、独特の風味である。
昼、歩いているとジャズがまた聞こえてきた。
乾いた秋のそらのもと、くぐもったスイングジャズの音がよくマッチする。良く聞いていると音声部分に極めて沢山の周波数が混在していることが分かる。あまりピュアな音というのは人間には不快なのであろうか。ジャズのしゃがれ声みたいな音がかえって心地よい。
部員の方にことわって掲載用のショットを撮らせてもらう。
運動不足の時はこの靴でさらに歩き回ることにしよう。

いきなり疲弊した古靴でご勘弁を。5年か6年か、使い倒した。
さすがに底が摩耗して地が出てきた。

すっかり底が張り替えられて、綺麗になった。ビブラムである。
内張はそこそこ消耗しているので、ま、最後のお勤めである。


スイングジャズのかたがたがまた昼休みに
演奏していた。秋の乾いた天候と良く響き合う。

大学生協エミカの子規の愛したパンコーナー、独特の味わいである





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