春先は天候不順というけれど、今回はひどかった。ほとんど一ヶ月にわたって不安定な天候が続き、何より気温が低く、かつ頻繁に強風が吹き荒れる日々であった。
ようやく晴れ間が見えるようになったが、まだ気温は低いままである。
それでもどうにか正門前の桜もちらほら咲きはじめた。
校友会館が建設され、南加記念講堂も改装された。南加記念とは新制大学発足の直後に愛媛大学の設備があまりにも貧弱だというので、南カリフォルニア在住愛媛県人会の方々によって寄贈された建物をもとに改装されたというものだ。かつては内部も単なる板張りで、痛みが激しく、最終的には演劇の練習や卓球部の練習に使われていたのだった。幸い、取り壊さずれずに上手に改装がほどこされた。
戦後の経済復興と教育にかけた人々の情熱が伝わってくる。外装はもちろん内部もまさしく徹底的に改装され、250名収容のモダンなホールに生まれ変わった。音楽会や演劇公演や学術講演に最適である。
校友会館の中はまだよく見ていない。
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