風邪気味である。薬をのんでなるべく安静にしている。咽の痛みがとれない。
朝、大学の構内に入ろうとするところでモモの花が咲いているのに気付く。
大変に色々のことがあった3月の年度末であったが、無事終了したようだ。次の年度が明日から始まる。
夕刻トゥルゲーネフ『貴族の巣』(小沼文彦訳が岩波文庫で復刊された)を読み始める。ベートーベンの弦楽五重奏曲も鳴らしてみた。パソコンにつないだ小装置でごく小さく鳴らす。スークとスメタナ弦楽四重奏団との名演が心にしみる。恥ずかしながらこの五重奏曲をこんなにまじめに全曲通して聴いたことはなかった。
さて、小沼訳は旧漢字を使っているので、かえって優雅な印象である。写真版なのであろうか、もとの活字がだいぶ消耗しているのまで読み取れる。このロシアの大家の物語りづくりにあたっての姿勢にしきりに共鳴する。『猟人日記』の文庫判が見つからなくて気になっている。絶版かも知れぬ。
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